“グイド・トンマージ地方料理リーズ“『ローマとラツィオ』
Guido Tommasi cucina regionale
出版社:Guido Tommasi Editore
2016年版、29×18cm、p.223
価格:¥8800-品切れの場合は中古を探します。その際は要見積もり。この価格は2025年9月15日現在のもの。
在庫:あり
有名出版社の力作の傑作地方料理シリーズ。独特の空気感のある美しい写真が特徴。
その素晴らしさを感じられるのが裏表紙のモノクロ写真。松並木の下を子羊を中心にした羊たちの群れが通っています。ページをめくると、今度は美しい緑の放牧地に向かうカラー写真の羊たちの群れと、それを見送るベテラン羊飼いの後ろ姿。みごとにラツィオの地を象徴する写真です。ちなみに表紙の写真は“ヴィニャローラla vignarola”。ぶどう畑で働く農民たちが、仕事のシーズンの始まりに食べる料理で、初物のグリーンピ―スとソラマメ、ロメインレタスなど、ローマの名物野菜と白ワインを使った地元の季節料理。
そして例によってイタリアに強く憧れ、イタリアを旅したことによって芸術家として覚醒したゲーテの言葉。
ナポリを見て死ね、など数々の名言を残した彼のイタリア旅行。
彼は、“パリは私にとって学校だった。ローマは大学だ。”と書いています。どちらも素晴らしい都市ですが、ここまで言い切れるほど深く彼はローマを知ったはず。
グイド・トンマージの地方料理シリーズの1冊、『ローマとラツィオ』の特徴は、ローマ料理を食べる人の写真がたくさん載っていること。単なる料理写真ではなく、その背後にある暮らしや人生まで感じられます。それもそのはず、このシリーズのカメラマンはローマ在住でした。ゲーテにローマは大学だと言わせるほどの深さがある街の料理を取り上げたこのシリーズは、ゲーテも納得するはず。
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本の序文には、こんなことが書いてあります。

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